最近、マスターカードからカードの利用を一部制限させていただき、連絡させていただきましたという内容のメールがamazonのアドレスから来たという報告が上がっています。
このメールが詐欺メールなのかを、調査していきます!
マスターカードのカードの利用を一部制限メールがamazonのアドレスから来た!これって詐欺?内容はこちら
すマスターカードからカードの利用を一部制限させていただき、連絡させて頂きましたというメールがamazonのアドレスから届いているようですが、実際の内容はこちらです。
今回はΜasterСardです
— チャー (@char_taro) September 17, 2024
重要なアカウント情報:ΜasterСard カードアカウントの更新について
マスターカードは結構昔から海外旅行とかしてる
ちょっとハイクラスなご年配が持ってる率高い
騙されないでねー、詐欺ですよー!
絶対クリックしないでねー!詐欺です #カード詐欺
#迷惑メール
#詐欺 pic.twitter.com/Ec4plFzPRK
内容を文字に起こすとこのような内容となっています
no-reply@ accounts71.google.com
MasterCard カードアカウントの更新について
利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。 ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。
■ご利用確認はこちら
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、 何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。 ────────────────────────────────── ■発行者■ ΜasterСard 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー16階 ────────────────────────────────── すべてのユーザーは、このWebサイトの顧客のプライバシー利用規約を承認および同意したものと見なされます。 ©1995-2025 ΜasterСard. ΜasterСardは、機会均等雇用主として企業活動を行っています
日本語が凄くおかしい訳じゃないけれど、何だか違和感…
マスターカードなのに、Googleドメインから送信されているのは、変だね!
マスターカードのカードの利用を一部制限メールがamazonのアドレスから来た!不審な点はこちら
マスターカードのカードの利用を一部制限メールがamazonのアドレスから送信されてきていますが、不審な点はこちらです。
マスターカードのお知らせがamazonから届くことはない!
amazonと全くの別企業であるため、マスターカードからのメールがamazonのメールドメインを使用してメールを送信してくることはあり得ません。
日本語に違和感がある
今回のメールは、日本語に違和感がある部分が複数あります。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
ご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
「いただきたい・いただきます」というワードが一文中に繰り返し出てきたり、ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんという言葉がリンクを挟んで2回出てきており、丁寧すぎてくどく感じます。
丁寧さを感じさせる一方で、文章冒頭では、カード利用者に対して、ご利用、ではなく利用いただき、と記載されています。
日本語を使い慣れていない人が、丁寧な文章を書こうとして作成した文章のように感じます。
マスターカードのカードの利用を一部制限メールがamazonのアドレスから来た!マスターカードのメールアドレスはこちら
マスターカードからカードの利用を一部制限という内容のメールがamazonのアドレスから送られていますが、マスターカードの正しいメールアドレスはこちらです。
@mastercard.co.jp
こちらのドメイン以外から送られてきたマスターカード名義のメールは、全て詐欺メールですので、開封せずに削除しましょう!
マスターカードは決済システム提供しているが自社カードの発行はしていないため利用制限などのお知らせはこない!
マスターカードは決済システムの提供を行っているのみで、自社カードの発行はしていません。
そのため、マスターカードから利用額などについてのお知らせといった連絡が来ることは、ほぼ無いと言えます。
マスターカードが決済システム提供しているのみってどういうこと?
マスターカードは、自社カードの発行は行っていないため、利用額についてのお知らせがくることはないと説明しましましたが、どういうことかをこちらで説明します。
決済システムとは
決済システムとは、お金のやり取りを円滑に行うために作られた仕組みのことで、以下の4つに分けられます。
銀行間決済システム | 銀行が企業間や企業と個人・政府等との間の債権・債務を清算するための資金決済サービスを支える基盤です。 |
EC決済システム | 顧客がオンラインサイトで商品を購入する際に、安全かつ迅速に商品の支払いを行うための仕組みです。 |
国際決済システム | 銀行間の国際金融取引の内容をコンピューターと通信回線を使って伝送する決済網です。 |
オンライン決済システム | インターネット上で決済を完結・管理できるシステムです。ECサイトや実店舗での事前決済などにも活用されています。 |
私たちがクレジットカードを便利に使うことができるのは、この仕組みのおかげなんだね!
マスターカードが決済システム提供をしているカード会社はこちら
マスターカードが決済システムの提供を行っているクレジットカード会社は、こちらです。
- イオン銀行
- NTTドコモ
- オリエントコーポレーション
- 三井住友カード株式会社
- 三井住友トラストクラブ株式会社
- 三菱UFJニコス株式会社
- 楽天カード株式会社など その他多数
たくさんのクレジットカード会社に決済システムの提供を行っているんだね!
そのため、クレジットカード利用額の請求は、マスターカードからではなく、ご利用になっているクレジットカード会社からお知らせが来ることになっています。
おわりに
今回は、マスターカードのカードの利用を一部制限するとの内容のメールがamazonのアドレスから来た!これって詐欺?について、ご紹介しました。
今回の調査結果で分かったことは、こちらです。
- マスターカードは決済システムのみを提供している
- 自社カードは提供していない
- 利用額のお知らせが来る場合は、クレジットカード会社から送られてくる
- マスターカードからのカード利用の一部制限という内容のメールは詐欺メール!
この内容が皆様の参考になりましたら、幸いです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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